100%絶景の甑島(こしきじま)に行ってきました。

甑島

一度は行ってみたかった甑島。大自然が作り出す断崖や奇岩は圧巻の迫力だそうです。その姿を自分の目で見たいと思い、今回その夢がかないました。

私がここに来たかった訳は

島へのアクセスは1日2便の船のみ。
住まいの関西から遠く離れた鹿児島県のこの離島に、なぜ行きいたいと思ったのか。


それは、大阪市の中心で生まれ、育った主人が幼い頃から、毎年夏休みをおばあちゃんと一緒に過ごした場所だから。
おばあちゃんの里であるこの島に、幼いころの主人が一日中、蝉取りをしたり、海で遊んだりして暮らした島。
白い砂浜、満点の星。
村のおばあさんたちが、夜になると浜辺にゴザを敷き、星を眺めながらおしゃべりをしていた島。

以前、テレビ番組の「幸せ!ボンビーガール」で離島生活の中で民宿を作っていたのが、この甑島です。

大自然の中で思う存分過ごした島を、私も見てみたいと思い、またお墓参りもかねて今回やっと連れてきてもらいました。

鹿児島串木野港からフェリーに乗って甑島へ上陸

薩摩半島から西へ約30㎞。移動手段は船しかありません。私たちは午前中は鹿児島観光をし、夕方の便に乗りました。

1時間15分の船旅。
病院帰りの年配の方や試合帰りの中学生。
鹿児島本土でお産をされた若い母親と、生まれたばかりの赤ちゃんとおばあちゃん。
この船は島の人達の生活の中で、なくてはならないものなのでしょう。

観光客の人にほとんど会いませんでした

夏の海水浴シーズンは観光客もいるようですが、私たちが訪れたのは10月上旬の事。
観光客はまばらでした。


2泊3日で「HOTEL AreaOne KOSHIKI ISLAND」に2泊3日泊まりました。
全室オーシャンビューで天然温泉大浴場があります。

「おーい!」「はーい!」天然温泉夫婦で貸し切り状態でした。
次の日に島めぐりをすることにし、旅の1日目はゆっくり休みました。

部屋からは静かな海が見え、次の日の早朝、釣り船が出航していきました。

レンタカーを借りて、島めぐり まずは上甑島エリア

甑島は上甑島・中甑島・下甑島の3島からなる島です。
昔はそれぞれの島に行くにも、交通手段は船だけだったそうですが、今はそれぞれを結ぶ橋ができています。

まずは上甑島に眠るご先祖様のお墓参りへ。空き家だらけの村では村人がひっそりと暮らしていました。
おばあちゃんはここに眠っていないけど、ご先祖さまに手を合わせてきました。

海岸は底が見えるぐらい透き通っており、村人が釣りを楽しんでいました。

上甑島里町には日本三大トンボロ※の一つがあり、ここに集落が集まり、里町の中心になっています。
※トンボロ・・・沿岸流と波の作用で海岸の砂れきが水面上に現れた細長い地形
(日本三大トンボロ:函館・串本・里)

上甑島の海

主人がこどもの頃に見たままのきれいな海

長目の浜

甑島を代表する景勝地です。

なまこ池・貝池・鍬先池の大小3つの池と海を隔てる砂州が4㎞にも及びます。

里麓武家屋敷通り

丸い石を丹念に積み上げた玉石垣


中甑島エリア

上甑島から中甑島をつなぐ「甑大明神橋」と「鹿の子大橋」を渡り、中甑島に来ました。

甑島には7月から8月にかけて、天然のピンク色のカノコユリが咲き、古くから島民の暮らしと共にあった花だそうです。
私たちが訪れた時は、咲いていませんでしたが、お土産で球根を買って帰りました。(自生のカノコユリを持って帰ることは禁止されています。)

帽子山展望所からみた平良漁港のまちなみ

下甑島に渡る甑大橋

車が1台も走ってなくて、この絶景を一人占めしました。

下甑島エリアへ

3つの島の中で一番大きな島です。

断崖や草原、滝や白浜。
島全体が起伏に富み、大自然を感じることのできる島でした。
甑島の断崖・奇岩を形成する地層は、白亜紀からのもの。一番古い地層は8000万年前、恐竜やアンモナイトが生息していた頃のもので、恐竜の化石も見つかっているそうです。
また、島の南北に迫る断崖は高いもので200mの高さがあるそうです。

中甑島と下甑島を結ぶ橋。甑大橋。
鳥ノ巣山展望所からの景観

瀬尾川上流にある緑に囲まれた美しい「瀬尾観音三滝」
この水量と高さに圧巻でした。

夜萩円山公園
綺麗な海に迫る断崖の地層

手打麓武家屋敷通り

下甑島の最南端、手打集落の入り江に沿って武家屋敷が続きます。
積み上げられた美しい玉石垣が見事でした。

手打海岸

全長約1.5㎞の美しい白砂ビーチで、夏場の観光シーズンになると釣り客や家族連れが多く訪れるそうです。

映画「釣りバカ日誌9」のロケ地にもなったそうです。

大自然を満喫した甑島 名物はこれ

3つの島をレンタカーで一日で廻りました。
あいにくの天気で満天の星は眺めることはできなかったけど、手つかずの自然が残っているこの島を訪れることができてよかったです。

主人が幼少期には大阪から汽車にのり、船を乗り継ぎ一日の長旅だったそうです。
都会生まれ都会育ちの主人が夏休みだけ、この島で過ごしていたなんて、なんて贅沢な環境でしょう。
自慢の真っ白な砂浜は、台風の被害から守るために20年ほど前に、人口の防波堤ができたそうですが、
下甑島の手打海岸がまだその頃のままで、こんな海岸だったと教えてくれました。

もし今度また訪れることがあれば、是非カノコユリが咲き乱れる夏に行きたいと思います。

お土産には昔ながらの製法・かめ仕込みの焼酎とカノコユリの球根を買いました。
ホテルで飲んだパッションフルーツソーダ―、キビナゴの刺身もおいしかったです。

アロマセラピスト 谷口ひとみ

アロマについてちょこっと書いています。
ニュースレターに登録してもらったら、すぐに新着記事が届きます。

モアニアロマ
ニュースレター

登録するとメールで
新着記事が受け取れます。

プライバシーポリシー